大阪・高槻市の木許宣明容疑者が、難病医療情報の提供を装って大分市の投資会社から3000万円を詐取した疑いで逮捕された。大分県ではサービスが評価され、補助金も受け取っていたが、後にサービスが未完成だったことが判明した。

補助金まで受け取る

カメラの前で、医療への思いを語る男。

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2019年に木許宣明容疑者は「さまざまな難病で困っている人、医療機関、研究者の皆さんの役に立てるように…」と語っていた。

大阪・高槻市の職業不詳、木許心源こと木許宣明容疑者(50)。IT企業の会長を務めていたが、子どもの難病に関する医療情報を提供していると装い、大分市の投資会社から3000万円をだまし取った疑いが持たれている。
当時大分県ではサービスが評価され、補助金まで受け取っていた。

最初から完成せず

しかし、2023年12月、会社側から「サービスは最初から完成していなかった」と説明があったという。

2019年、事件の前にテレビに出演した木許容疑者は「AI化でたくさんの仕事をこなせるようになる。少ない人数でたくさんの人を救えるのでは」と話していた。

警察は、認否を明らかにしていない。
(「イット!」 3月7日放送より)

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