20日、「イット!」取材班が向かったのは、全国有数の港町と知られる神戸市。
そこで目撃したのは、目を疑う光景だった。
道路沿いの大量のゴミ…カメラが捉えた“ポイ捨て”の瞬間
あたり一面は、ゴミで埋め尽くされいる。中には大きな袋に入ったゴミやスーツケースのようなものもみられた。
この記事の画像(30枚)この道路沿いに捨てられた大量のゴミ。
タイヤや布団、さらに電子レンジなどが放置され“ゴミ置き場”のようになっている。
一体、誰が捨てたのだろうか?カメラはその“ポイ捨て”の瞬間を捉えた。
問題の場所に1台の大きな車が停車した。すると次の瞬間、車内から次々とペットボトルを投げ捨て、“ポイ捨て”していった。
ここは、港にコンテナを運ぶ車のための専用道路で、トレーラーの運転手が、車内で食べた弁当やペットボトルなどのゴミを“ポイ捨て”する行為が相次いでいる。
迷惑行為はこれだけではなかった。停車した車から出てきたドライバーは道路脇へ向かう。
1分後、運転席に戻っていくこの男性は、あろうことか車の陰で用を足していたのだ。
「残念だし不愉快」と近隣住民…あとを絶たない迷惑行為
神戸市は、専用道路の周辺に“ポイ捨て禁止”を呼びかける看板を設置しているが、迷惑行為はあとを絶たず、近隣住民の生活に影響を与えている。
近隣住民:
汚いね。悪気なく捨てるからどんどんたまる。
ほかの近隣住民は「(ゴミの“ポイ捨て”が)この辺りずっと一帯ですが、ここが一番ひどくてきょうは少ない方だ。残念だし不愉快」と話し、嫌悪感をあらわにした。
2024年3月にはポイ捨てが原因とみられる“ぼや騒ぎ”が発生し、消防車が出動する事態も起きた。捨てられたたばこの火が弁当のゴミに引火したとみられている。
「誰もおらんし」“ポイ捨て”経験者の運転手に直撃
過去に“ポイ捨て”をしたことがあると話す、トレーラーの運転手は…
トレーラーの運転手:
たばこだったらたまに。灰皿いっぱいならポンと(捨てる)のはあるかな。邪魔だし、そのままポンと誰もおらんし。
神戸市は、パトロールを強化するほか、“ポイ捨て禁止”を呼びかける看板の文言をより強い表現にすることを検討している。
(「イット!」5月20日放送より)