このところ韓国でも増加している無人店舗を狙った窃盗事件。ソウル市内にある店舗の防犯カメラが、少年窃盗団による衝撃的な犯行を捉えた。
「早く逃げよう!」被害額は70万円以上
2月14日、まだ人けがない明け方。インスタント食品などを販売するソウルの無人店舗に2人の若者がやって来た。
この記事の画像(15枚)顔を隠すようにネックウォーマーをしている。
店内に入ると、入り口横にある精算機の前へ移動。すると、仲間の1人が機械の隙間にはさみを差し込んで扉をこじ開け、中に入っていた現金約13万円を盗んでいった。
入店からわずか1分ほどの犯行だった。
さらに犯行3日後の2月17日、少年窃盗団は別の無人店舗にも狙いをつけていた。
今度は現金が入った精算機のカギの部分に、ハンマーを何度もたたきつけた。こうして精算機のカギを破壊すると、現金約3万円を袋に入れて持ち去ったのだ。
防犯カメラには、窃盗団の「早く逃げよう!」という音声が記録されていた。
これらの映像が証拠となり、10代の少年ら6人が検挙された。警察の調べに対しては、「生活費を稼ぐためにお金を盗んだ」と話しているという。
しかし、6人のうち4人は14歳未満で、刑事罰の対象にはならないという。
地元警察によると、この少年らは1月25日にも仁川の無人店舗で同様の犯行に及んでいたことが判明。警察が把握しているだけで、仁川と富川で8件、ソウルで2件の合わせて10件の窃盗に関与していたとみられている。
盗んだ金額は日本円で70万円にも上るという。警察は少年らの余罪についても調べを進めている。
(「イット!」3月6日放送)
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