北海道のJR花咲線では、シカとの衝突事故を避けるために、早朝や夜間の減速運転が行われている。
2022年度から秋冬限定で行われてきた措置だが、3月から通年実施されることになった。
減速運転は、JR花咲線など1日16本の列車で行われる。

スピードを落として運転

北海道の釧路と根室を結ぶ、JR花咲線。

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現在、早朝や夜間を中心に、スピードを落として運転している。

その理由が、シカとの衝突事故だ。

群れをなして縦横無尽に線路を横切り、1頭が雪に足をとられてもかまわず駆け抜けていく。

そのため、2022年度から秋と冬だけ減速運転が行われてきた。
JR北海道は、事故を防ぐ効果があったとして、3月のダイヤ改正から1年を通して行うと発表したのだ。

1日16本の列車で減速運転

季節を問わず増え続ける動物との衝突事故。
対策は、どれだけ効果があったのだろうか。

JR北海道によると、通常運転だった年に比べると、事故が3割ほど減少し、91件になった。

減速運転は、JR花咲線や釧網線の一部区間、計16本の列車で行われる。
(「イット!」 2月27日放送より)

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