大阪市立小学校の男性教師が、同僚の財布から合わせて17万円を超える現金を盗んだとして懲戒免職処分となった。 処分を受けたのは、若手教師を指導する立場の「主務教諭」である大阪市立小学校の男性教師(38)だ。
■同僚教師9人から少なくとも17万円超の現金盗む
大阪市教育委員会によると男性教師は、2018年から去年11月ごろまでの間に、職員室や更衣室で同僚の教師9人のカバンを物色し、財布から少なくとも16回にわたり、合わせて17万1000円の現金を盗んだということだ。 学校では現金が盗まれる事案が相次いでいたが、長期間、原因が分からなかった。
■早朝に財布から現金を盗んでいたか
しかし、男性教師は、出勤時間が午前6時ごろと早く、男性教師が出勤した後、2番目に出勤した同僚の教師が2人しか教職員が学校にいない時間に、自らの財布から現金が盗まれたことに気づいたことで、事態が発覚。
■「同僚に合わせる顔がない」
校長が「お金をとったのか?」と問いただしたところ、男性教師は「とりました」と自らが現金を盗んでいたことを認めたという。
また、「お金に困っていました。同僚に合わせる顔がありません。反省の気持ちでいっぱいです」と話している。
大阪市教委は、「信用失墜につながる行為は厳に慎むよう職員に周知徹底を図る」としている。