朝鮮総連傘下の貿易会社による不正送金事件で、この会社の役員が個人口座から送金する手口で430万円を中国に迂回(うかい)送金していたことがわかった。

役員の個人口座使い6回にわたり計430万円を中国に迂回送金

朝鮮総連傘下の「東海商事」をめぐっては、輸入した「稲わら」を別の企業が輸入したように装い、中国へ迂回送金した疑いで20日、警視庁公安部が家宅捜索した。

役員が個人口座を使い迂回送金
役員が個人口座を使い迂回送金
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捜査関係者によると、東海商事の役員は個人の口座を使い、6回にわたり合計430万円を別の企業に送金していたことがわかった。

個人口座使用で送金の実態をわかりにくくした疑いも
個人口座使用で送金の実態をわかりにくくした疑いも

公安部は、北朝鮮との結びつきが強く、海外送金を禁じられている「東海商事」が、国内送金の際も個人口座を使うことで迂回送金の実態をわかりにくくしようとした疑いもあるとみて調べている。
(「Live News days」12月21日放送より)