17日、滋賀・東近江市の小椋正清市長が、フリースクールに対し「国家の根幹を崩すことになりかねない」と持論を語った。
また、「不登校になる大半の責任は親にある」などと、暴言とも取れる持論を展開していたことに対し、「説明不足だった」と釈明した。

「国の根幹を崩す」

17日、市長の口からまさかの発言が飛び出した。

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滋賀県東近江市・小椋正清市長が会議の音声で、「文科省がフリースクールの存在を認めてしまったことに、がく然としている。良かれと思ってやることが、本当に国家の根幹を崩すことになりかねないくらいの危機感を持っている」と持論を語った。

不登校の子供を受け入れるフリースクールに対しては3月、文部科学省が支援プランを発表しているが、真っ向から反論する形だ。

さらに市長は、「不登校になる大半の責任は親にある」などと、暴言とも取れる持論も展開していた。

「親の責任は大きい」

18日、マイクを向けられると、小椋正清市長は「フリースクールを否定するとか賛成するとか、一切言っていない。論議が十分尽くされているか。問題点を私なりに指摘したつもり」と話した。

「不登校は親の責任」という発言については、「親の責任は大きいですよ。それは私の感覚的なもの」と説明した。

また、「突き放されたと感じる人がいるのは何も思わない?」という質問に対し、「思ってますよ。そう受け止められてもやむを得ないだろうという覚悟がある」と回答している。

市長は説明不足だったと話し、フリースクールへの支援について議論を求めていくとしている。
(「イット!」 10月19日放送より)

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