不登校の児童生徒数やいじめの重大事態が過去最多となったことを受け、文科省は「緊急対策パッケージ」を策定し、全国の学校などに通知した。
2022年度の不登校の小中学生は、約29万9000人で過去最多となった。また、「いじめ重大事態」も923件と過去最多で、そのうち4割は事前にいじめとして認知されていなかった。
文科省が策定した「緊急対策パッケージ」では、児童生徒が教室以外でも学べる場所を学校内に確保することや、スクールカウンセラーが児童生徒の相談に応じる時間を増やすことなどが盛り込まれている。
文科省は17日、緊急対策の内容とあわせて、不登校児童が増加している要因の分析などを進めるよう全国の学校などに通知した。