保険金の不正請求などが問題となっている中古車販売大手「ビッグモーター」だが、国土交通省は10月13日に全国34の店舗に対して事業停止の処分案を発表した。
熊本県内では宇土市の店舗で整備料金を過剰請求していたことなどの疑いがあるとして、20日間の事業停止処分案が出されている。

ビッグモーター宇土店に事業停止処分案

熊本県内で事業停止処分の対象となっているのは「ビッグモーター宇土店」だ。九州運輸局は7月の全国一斉監査からこれまでの間、この店舗について約2年間分の書類の調査や関係者への聞き取りを行っていた。

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九州運輸局によると、その結果、ビッグモーター宇土店では板金などの自動車整備や点検において、過剰に金額を請求していた疑いがあるということだ。また、ブレーキの分解などをはじめとする特定整備について、許可を得ていない場所で行っていたことや記録簿への記載漏れなどの疑いも持たれている。

九州運輸局は10月20日にビッグモーター側から意見を聞く「聴聞」の機会を設けたうえで、反論がなければ20日間の認証工場としての事業停止処分を行うことにしている。

(テレビ熊本)

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