数々の人気番組のプロデュースから演出、出演者まで務め、今まさに各方面から引っ張りだこの佐久間宣行プロデューサー。

そんな佐久間Pが、長年の親交があり10月からの新番組でタッグを組む、お笑い芸人のオードリー若林正恭、ハライチの岩井勇気と『ボクらの時代』で鼎談。

若林と岩井が「3人の中で一番忙しい」と語る佐久間Pが、独立の経緯やフリーになって感じたことについて語った。

45歳でフリーに転身「この仕事やらないままディレクター人生終わるのは嫌」

2021年、45歳の時に、テレビ東京を退社しフリーになった佐久間P。

若林から「45歳から人生挑戦するの、しんどくないですか?」と聞かれると「そうだと思う」と笑いつつも「40歳越えたぐらいから、『独立したらどうですか?』というお話はたくさんいただいていたんだけど、そこから3、4年たって、配信の文化もできて、いろんなお話いただくけど、テレビ局員だから受けられない仕事がたくさんあった。

自分が通用するかどうかは分からないけど『この仕事やらないまま、ディレクター人生終わるのは嫌だな』と思って妻に相談して、辞めますと」と、45歳で独立した経緯を明かした。

「お笑いをちゃんとやっていて良かった」

また若林から「またできること増えていません?新しいジャンルにも挑戦するし」と問われると佐久間Pは「できることというか、すごく恥ずかしい言い方すると、お笑いをちゃんとやっていて良かったなって。

お笑い番組を作ることをずっと続けてきたから、たまってきた知見がドラマにちょっと生かせる。それって結局、お笑いを17年作ってきた人間じゃなかったら持っていない知見だから、それに意味があるというか」と、お笑い番組を続けてきたことが新しいジャンルの仕事でも生きていると明かした。

佐久間宣行プロデューサー、オードリー若林正恭、ハライチ岩井勇気
佐久間宣行プロデューサー、オードリー若林正恭、ハライチ岩井勇気
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続けて「フリーになってから分かったのは、コアになる部分の武器をちゃんと持っているか、持っていないか。

お酒に例えると、ずっとサワー作っていた人は、サワーを作るから薄いわけよ。でも最初にスピリッツに近いようなカクテルの原液みたいなのを作ってあるのが俺の芸風だったわけ。『ゴッドタン』みたいな、普通だとちょっと一般受けしないし苦いみたいな。

その酒を作っておいたから、フリーになっていろんな仕事もらった時に『ここはトニックで割ればいい』とかができるようになったっていう感覚」と語ると、若林と岩井は「なるほど!」と強く同意。

若林は「芸人でいうと、漫才やっていたか、コントやっていたかで結構動き方違ったりしますよね」と佐久間Pの考えに共感していた。

「オードリー若林正恭×ハライチ岩井勇気×佐久間宣行プロデューサー」

ボクらの時代
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