食品の値上げが続く中、帝国データバンクが、生鮮食品を除く食品の値上げによる家計への影響を試算したところ、4月以降、1カ月の食費を1世帯あたり3700円程度切り詰めていることがわかった。
節約された食品で最も金額が大きかったのは、冷凍食品や練り製品、即席麺などの「加工食品」で、1カ月あたり1293円の節約となった。
また、嗜好性が高い「菓子」や「酒類・飲料」については、ディスカウントストアでの購入やプライベートブランドを好む傾向が見られた。
一方、食パンや菓子パンなどの「パン製品」や「食用油」は、他の食品に比べて節約額が少なく、食卓に不可欠な食品については値上げの受け入れを迫られた可能性がある。