アルメニアと、隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争を巡り、日本政府は6日、ナゴルノカラバフの避難民などに対し、総額200万ドル(約2億9000万円)の緊急無償資金協力を行うことを決定した。上川外相が会見で明らかにした。
9月19日のアゼルバイジャンによる軍事活動で、10万人以上の避難民が発生していることを踏まえた対応。赤十字国際委員会(ICRC)や、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、200万ドルの資金を提供し、生活必需品、保健、保護、水などの分野で支援活動を行う。
会見で上川外相は、「引き続き地域の人々に寄り添い、現地のニーズを踏まえ、必要に応じてさらなる支援を検討する」と強調した。