体調不良のため衆院議長を辞任する意向の細田博之議員が、次の衆議院選挙には立候補する意欲を示していることについて、立憲民主党の安住国対委員長は「つじつまが合わない」と批判し、説明を求めた。
自民党の高木国対委員長と立憲民主党の安住国対委員長は6日国会内で会談し、20日召集の臨時国会に向け13日に議院運営委員会の理事会を開くことで合意したほか、細田衆院議長の辞任についても議論を行った。
会談後安住氏は、細田氏が体調不良により衆院議長を辞任する一方で、次の衆院選に立候補する意欲を示していることについて「選挙に出て頑張る元気な人が、なぜ体調不良で議長は辞めるのか。つじつまが合わない。」と批判した。
さらに歴代の議長の進退にも触れ「前代未聞だ」とし「逃げるように去っていくっていうのは、三権の長としてどうなのか」と指摘した。
また、安住氏は「議長の話を聞かせてもらわないと、すんなり20日から国会に入るのは理解しがたい」と述べ、細田氏の説明次第で国会日程に何らかの影響が及ぶ可能性も示唆した。
細田氏は13日に会見を行うとしているが、自身の進退だけでなく、旧統一教会との関係や、週刊誌が報道したセクハラ疑惑についても説明が求められるとみられる。