駅前のデパートにかわいらしい“珍客”が現れた。
シャッターの上で、もぞもぞと動く黒い影。
逃げようとしているのか・・・それとも、シャッターに挟まってしまったのか。

映像が撮影されたのは10月3日午後9時半すぎ、JR立川駅前にある伊勢丹・立川店。
客ではなく、“ある動物”が来店したとして、ネット上で大きな反響を呼んだこのニュースについて、フジテレビ・ネット取材部の井上部長に聞いた。
駅前の百貨店にまで出没…“地元のアライグマ”か
この珍客の正体は、尻尾のしましまからアライグマと思われる。
今や、野生動物が都市部に現れるのは決して珍しくないこととなっている。

しかし今回は、何といっても「伊勢丹にアライグマ」ということで、SNSには数多くの動画・画像が投稿された。
改めて、場所は、JR立川駅の目の前にある伊勢丹立川店の正面入り口付近。撮影は3日午後9時半ごろで、多くの人が行き交う中での珍客来訪となった。

SNSには「アライグマが挟まっている」との投稿文が多数あり、映像的にも痛々しく見えるが、伊勢丹側によると、挟まっていたわけではないという。
気になるその後だが、騒動は結局深夜まで及び、4日午前1時半ごろに専門業者によって捕獲・保護されたという。
立川市にアライグマがいるのかだが、東京都の資料によると、10年前は立川市周辺でアライグマが捕獲されることはほぼなかったようだ。

しかし最近は、1年間で数十匹ものアライグマが捕獲されているのが実情。“地元のアライグマ”とみるのがよいのかもしれない。
ちなみに伊勢丹側によると、駅前のこの店舗までアライグマがやってきたのは、初めてだという。
(「イット!」10月4日放送より)
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