野菜の価格の高騰が止まらない。
農林水産省が10月3日発表した食品価格動向調査(9月25日~27日、全国平均)によると、9月25日の週の野菜の小売価格(1㎏あたり・税込み)は、調査対象の8品目のうち、にんじんやトマト、ねぎなど5品目が、平年を3%から47%上回った。
具体的には、にんじんが平年比47%高い635円、トマトは36%高い1181円、ねぎは26%高い1050円などとなった。 トマトは11週連続で前の週を上回り、ネギも秋田県などで8月中旬以降の高温や干ばつの影響から平年より高くなった。
一方、平年を下回ったのは、キャベツで11%安い164円、レタスで10%安い546円などと葉物が並んだ。
農水省は「暑さや少雨が要因の出荷減少が続いていて、10月はダイコンやニンジンの卸売り価格が平年を上回る見通し」としている。