故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、加害を事実と認め謝罪したジャニーズ事務所が19日夜、東山紀之社長名で、新たな声明をホームページに発表した。
全文は以下の通り。

今後の会社運営に関するご報告

皆さまのご意見、ご批判を真摯に受け止め、今後の弊社の在り方について検討を重ねて参りました。

本日、弊社取締役会を開催し、藤島が保有する株式の取り扱い、被害補償の具体的方策、社名変更、所属タレント及び社員の将来など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認いたしました。

今後、法務や税務その他の論点を精査する所存です。

そして改めて、10月2日には、その進捗内容を具体的にご報告させていただきたく存じます。

被害者の方々、取引先、ファンの皆さまにおかれましては、ご不安、ご心配、ご迷惑をおかけしております。どうか今しばらくお待ち下さいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年9月19日 代表取締役 東山紀之

ジャニーズ事務所は9月7日、藤島ジュリー景子前社長と東山紀之新社長、井ノ原快彦氏らが出席して会見し、ジャニー喜多川氏の性加害を認め謝罪した。また13日には、元裁判官ら外部の専門家による「被害者救済委員会」を設置し、補償受付窓口を開設し、この委員会の判断をもとに、被害者への金銭補償を行うと発表していた。

さらに、所属タレントのCM契約打ち切りが相次いでいる状況を受け、今後1年間は、広告出演や番組出演などの出演料はすべてタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は受け取らないという。

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プライムオンライン編集部
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