24日未明、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射され、北朝鮮はメディアを通じて「打ち上げは失敗した」と発表した。

北朝鮮はなぜこのタイミングでミサイルを発射したのか。

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軍事偵察衛星を搭載したとするミサイルの打ち上げに失敗したのは、2023年5月に続いて2回目で、北朝鮮が建国記念日とする9月9日に向け、発射を急いだとの見方が出ている。

朝鮮中央通信によると、「ロケットの3段目の飛行中に衛星の打ち上げ」は失敗したとしているが、今回のトラブルは「エンジンのシステム上の大きな問題ではない」としていて「10月に3回目の打ち上げを断行する」と強調している。

10月10日には朝鮮労働党の創建記念日が控えており、それに合わせて打ち上げを成功させ、北朝鮮内の士気を高める狙いがあるものと見られる。

韓国メディアは北朝鮮が発射を急いでいるとの見方を報じる一方、8月末まで行われている米韓合同軍事演習に反発したとの見方も出ている。

(「Live News days」8月24日放送より)

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