福島第一原発の処理水の 海洋放出について、東京電力はきょう午後1時ごろに放出を開始すると発表した。
全ての処理水を放出するには30年程度かかるとしている。

東京電力は24日午前臨時で会見を開き、処理水の海洋放出決定を発表した
東京電力は24日午前臨時で会見を開き、処理水の海洋放出決定を発表した
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東京電力は24日午前、臨時で会見を開き、東京電力ホールディングスのALPS処理水対策責任者、松本純一氏が「東京電力では、本日午前7時45分、福島第一原発の所長により、第2段階(海洋放出)の開始に向けての決定をいたしました」と、放出開始の決定を発表した。

会見では、海水で薄めた処理水に含まれるトリチウムの濃度が、国の規制基準の40分の1未満であることが確認され、気象条件、海象条件が整ったとして、24日午後1時ごろに放出を開始すると明らかにした。

福島第一原発には、約134万トンの処理水がタンクに保管されていて、海への放出は当面は複数回に分けて行われる。

24日始まる第1回目では、約7800トンの処理水を海水で薄めたうえで17日間かけて放出し、全ての処理水を放出するには30年程度かかるとしている。

(「Live News days」8月24日放送より)

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