7日の深夜、長野県上田市にある車の解体工場で、自動車のマフラーに付いている「触媒」と呼ばれるパーツが盗まれる事件が起きた。

触媒には、「パラジウム」というレアメタルが使われていて、価格が値上がりしているという。

自動車のマフラーの触媒が盗まれる

7日の深夜に、懐中電灯を光らせた2人組が現れた。

防犯カメラに映る2人組
防犯カメラに映る2人組
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防犯カメラに気づいたのだろうか。

2人は、後ずさりするように引き返していく。

長野県上田市にある車の解体工場で、事件は起きた。

2人組が現れた翌朝、工場の関係者があることに気づいた。

工場の関係者は「ここに隠してあったものを、すべて盗まれてしまいました」と話す。

盗まれたのは、自動車のマフラーに付いている「触媒」と呼ばれるパーツ。

排ガスをキレイにする装置だ。

被害に遭った会社によると、盗まれたのは約60本、金額にして250万円相当になるということだ。

触媒のレアメタルがねらわれたか

なぜ、触媒をねらったのだろうか。

実は、触媒には「パラジウム」というレアメタルが使われていて、その価格が値上がりしているという。

工場の関係者は、「網目状になっているのがパラジウム。3~4万円くらいの金銭価値がある」と説明する。

被害届を受け、警察が捜査を進めている。

(「イット!」 8月22日放送より)

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