16日、大雨で運転を見合わせた東海道・山陽新幹線は、17日朝も一部区間で運転を見合わせた。最大で2時間半以上の遅れが出ていて、連日のダイヤの乱れに各地で混乱が続いている。

台風7号の影響による静岡県内の大雨で、16日に上下線で運転を見合わせた東海道新幹線と山陽新幹線。

列車の発車準備に時間がかかり、17日午前7時22分ごろから、上下線の一部の区間(上り・博多ー浜松間など)で約1時間10分運転を見合わせた。

午前11時半現在も、東京ー博多間の上下線で最大で2時間38分の遅れが出ている。

JR新大阪駅では、構内を埋め尽くすほどの多くの人々が、掲示板を眺めながら立ち往生するなど各地で混雑が起こっている。

各駅の利用客からは「遅れてでも、行けるからいいかな。まさか今日もこんなになると思わなかった」(新大阪駅)、「順々に乗れるかと思ったら、運休になっていた」(東京駅)、「きのう本当は乗る予定だったんですけど…、いやもう、また泊まりなのかなって思いましたね」(博多駅)といった声が聞かれた。

名古屋から新大阪間の各駅では、混雑のために改札の入場制限を行う可能性があり、午後も混乱が続く見込み。

またJR東海は、16日に大雨で列車に大幅な遅れが出た影響で、終電が17日の始発直前に到着。このことなどことから、17日もダイヤの乱れが起こったとしている。
羽田空港、Uターンで混雑 新幹線の利用を諦めた人も
一方、東京・羽田空港は、新幹線での移動を諦めて飛行機の利用を決めた人や、帰省や旅行から戻る人で混雑している。

大阪に行く人は「もう新幹線がすごい大混乱だったので、飛行機はないかなと思って探したらすぐ取れたので、ラッキーでしたね」と話した。

全日空によると、お盆休みの国内線の上りは、16日と17日がピーク。17日の予約率は97%になっている。また日本航空でも、国内線の上りで混雑しているということだ。
(「Live News days」8月17日放送より)