今年の4~6月のGDP=国内総生産は、3四半期連続のプラス成長だった。半導体の供給不足が緩和し、自動車の輸出が伸びたことなどが全体を押し上げた。
内閣府が発表した2023年4~6月のGDPは、物価変動の影響を除いた実質で、前の3カ月に比べて1.5%のプラスだった。年率の伸びは6.0%で、3四半期連続のプラス成長。
「輸出」の伸びが主な要因で(※+3.2%)半導体の供給不足が緩和され、自動車の輸出が増えたほか、「輸出」に含まれる外国人観光客のインバウンド需要が増加した。
一方、「個人消費」は3四半期ぶりのマイナス(※-0.5%)。物価高を受けて食品や、巣ごもり需要が一巡した洗濯機や冷蔵庫などで、消費が落ち込んだことが要因。