熊本県警は熊本県内に住む40代の女性が、「電話でお金詐欺」で約3,500万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。警察は電話でお金を要求された場合は詐欺を疑うように、注意を呼び掛けている。
電話の男「支払いないと裁判に」
警察によると、2023年4月に熊本県内に住む40代の女性に「登録したアプリの料金30万円が未納となっている。支払いがない場合は裁判になる」などと、NTT関連会社の職員を名乗る男から電話があったという。

女性は指示に応じ、熊本・玉名市内のコンビニエンスストアで電子マネーカード30万円分を購入。カードに書かれたプリペイド番号を男に伝えた。

女性には、その後も内閣府や警視庁の職員を名乗る男などから次々と電話が…。
内閣府の職員かたる詐欺が多発
その内容は「IPアドレスが犯罪で使われている」などといったもの。

女性は電子マネーカードや銀行への振り込み、宅配便で現金を直接送るなど、計約3,500万円をだまし取られたということだ。

内閣府の職員をかたる詐欺が多発していると知った女性が、警察に相談して事件が発覚した。
警察は、電話でお金を要求された場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼びかけている。
(テレビ熊本)