1年以上にわたり会長が不在となっている自民党の安倍派が、塩谷立元文部科学大臣をトップとする新体制を発足させる方向で調整に入った。
複数の関係者によると、3日、萩生田政調会長や松野官房長官ら安倍派の実力者いわゆる「5人衆」が塩谷氏と会談し、新体制についての方向性を確認したという。
会長は空席にする一方で、閣僚などを含めた「常任幹事会(仮称)」を設置し、座長に塩谷氏が就任することで、塩谷氏が事実上のトップとなる見込みだ。
安倍派は、今月17日にも派閥の会合を開き、20日から始まる研修会を前に派閥全体として了承を得たい考えだ。