政府が、来年秋としている今の健康保険証の廃止を延期せず、「マイナ保険証」をもたない人に交付する「資格確認書」の有効期限を見直す方向で調整に入ったことがわかった。
岸田首相が4日に記者会見を開き、説明する見通し。
複数の政府関係者によると、マイナンバーカードとの一体化に伴い健康保険証を廃止する方針を巡り、岸田首相は、4日に会見を開いて、相次ぐトラブルによる国民の不安を払拭するための対応策を示す方向。
政府は、保険証の廃止時期について、来年秋からの延期は当面、見送り、「マイナ保険証」を取得していない人の健康保険の資格を示す「資格確認書」について、有効期限を一律に設けないとの新たな方針を表明する方向で最終調整している。