経済産業省は、建設が遅れている大阪・関西万博の海外パビリオンをめぐり、国内建設会社の受注を促すため、新たに保険を設けると発表した。
西村経産相:
開催まで2年を切っているので、当面の課題である海外パビリオン建設促進を、強力に進めたいと思う。開催に向けた準備に、是非、緊張感を以て、これまで以上に注力をして取り組んでいただきたい
大阪・関西万博の開幕まで2年を切る中、開幕までの準備期間の短さや、建設資材の高騰などの影響で、一部の参加国と国内の建設会社との間で契約が進まず、準備の遅れが発生している。
こうした中、経済産業省は2日、海外のパビリオンの工事を受注した国内の建設会社を対象に、新たに「万博貿易保険」を設けることを明らかにした。
保険料は通常の3分の1程度で、契約した参加国が代金を支払わない場合は、全額または大部分を保障する。
経産省は、この保険で建設会社の受注リスクを軽減して契約を促し、準備を加速させたい考え。