拉致問題担当を兼務する松野官房長官は2日、東京都内で開催されている「めぐみちゃんと家族のメッセージ・横田滋写真展」を観覧し、「胸が締め付けられる思いであった」として、拉致問題の解決に向け全力で取り組む決意を改めて表明した。
松野長官は、拉致被害者の横田めぐみさんの母・早紀江さんの案内を受けた。
松野長官は「46年間、会うことも聞くことも、声を聞くこともできない悲しみ、苦しみに思いを致し、胸が締め付けられる思いであった」と述べた上で、めぐみさんの父・滋さんについて「ご存命のうちにめぐみさんのご帰国がかなわなかったことを、改めて申し訳なく思いました」と思いを語った。
その上で松野長官は、「時間的制約のある拉致問題は、ひとときも揺るがせにできない人権問題」として、全ての拉致被害者の帰国を実現するべく、改めてとり組んでいく考えを示した。