取り扱う貨物量が全国一の名古屋港で、システム障害が発生し、コンテナの積み下ろしができなくなっている。警察は、サイバー攻撃の可能性があるとみて捜査している。

システム障害が発生した名古屋港。サイバー攻撃の可能性がある(5日午前10時ごろ)
システム障害が発生した名古屋港。サイバー攻撃の可能性がある(5日午前10時ごろ)
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名古屋港管理組合によると、4日午前6時半ごろから、コンテナターミナルでシステム障害が発生。トレーラーへのコンテナの積み下ろしのほか、搬入や搬出の作業が止まっているという。

コンテナの積み下ろしのほか、搬出・搬入作業もストップ
コンテナの積み下ろしのほか、搬出・搬入作業もストップ

システムは、5か所ある名古屋港のターミナルすべてに導入されている。一部ではシステムを使わずに手作業で運用しているが、復旧しなければ船舶の入港そのものが制限される可能性もあるという。

復旧しなければ船舶の入港そのものが制限される可能性も
復旧しなければ船舶の入港そのものが制限される可能性も

名古屋港は、コンテナ貨物を含む総取扱量が21年連続で全国1位だ。現在も復旧のメドは立っておらず、全国の物流に大きな影響が出るとみられている。

去年(2022年)9月にもアクセス障害があった名古屋港。このときは、親ロシア派のハッカー集団が犯行声明を出した
去年(2022年)9月にもアクセス障害があった名古屋港。このときは、親ロシア派のハッカー集団が犯行声明を出した

名古屋港を巡っては、2022年9月にも、管理組合のサイトでアクセス障害があり、親ロシア派のハッカー集団が「サイバー攻撃をした」と犯行声明を出していた。

愛知県警は今回もサイバー攻撃の可能性があるとみて捜査しているが、2022年のものとは手口が異なるという。

(「Live News days」7月5日放送より)

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