福岡県大野城市で生後8カ月の息子を殺害した疑いで母親が逮捕された事件で、発生直前に、行政などによる家族への支援レベルが、最高まで引き上げられていたことが分かった。

6月28日に逮捕
6月28日に逮捕
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この事件では、2022年5月に大野城市の自宅で、生後8カ月の新大(あらた)ちゃんの胸や腹を強く圧迫し殺害した疑いで、母親の井上徳子(いのうえ・さとこ)容疑者(35)が6月28日に逮捕された。新大ちゃんの死因は肝破裂だった。

新大ちゃんの胸や腹を強く圧迫し殺害した疑い
新大ちゃんの胸や腹を強く圧迫し殺害した疑い
井上容疑者の自宅へ入る捜査員たち
井上容疑者の自宅へ入る捜査員たち

市は新大ちゃんを「要保護児童」としていたが、事件の約3週間前、行政などで組織する協議会が支援レベルを最高の「A」まで引き上げていたことが分かった。

これは、市が井上容疑者の離婚を把握したことがきっかけだったが、この情報が協議会に共有されたのはその18日後だった。

県の第三者機関は、「速やかに児童相談所へ報告すべきだった」と指摘している。

(「Live News days」6月29日放送)

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