2021年、小田急線の車内で複数の乗客が切りつけられた事件で、殺人未遂の罪などに問われている男が初公判で起訴内容を認めた。
対馬被告は開廷前は目を閉じながら下を向いて、時折目頭を押さえるなどしていた。
対馬悠介被告(37)は2021年8月、世田谷区を走行中の小田急線の車内で、女子大学生ら3人を包丁で切りつけるなどして殺害しようとした罪などに問われている。

27日の初公判で対馬被告は、裁判官から起訴内容に間違いないか問われると「ないです」と答えた。

この事件の2カ月後には京王線での無差別刺傷事件が発生し、26日の初公判で検察は、「男が小田急線での事件の報道を見て、事件を起こそうと考えるようになった」と指摘していた。


対馬被告は逮捕後の調べに「幸せそうな勝ち組の女性を見ると殺したくなる」などと供述していて犯行に至った経緯が注目される。

(「Live News days」6月27日放送)