青葉が茂る里山・富山市八尾町の祖父岳（そふだけ）。登山グループ・山凱会の皆さんと里山を歩いてきた。
釣り鐘のような形や岩場が特徴の山
今回、山歩きを案内してくれるのは、富山県警山岳警備隊の元隊長、山凱会の谷口凱夫さん。
矢野美沙アナウンサー：
谷口さんおはようございます。きょうは祖父岳、どんな山ですか？
山凱会・谷口凱夫さん：
低い山だが、岩の突っ立ったような（崖）山で、非常に急登なんですけど。頂上まで登ったら（反対側の）谷折地区に降りて周回してくる、最近登山者に流行りのルート
富山市八尾町の祖父岳。釣り鐘のような形や岩場が特徴的なためか、その昔、一眼一脚の怪物がすんでいたという伝説も残っている。
富山市八尾町から県道323号線を進み、桂原地区へ。山の東側から登る、このルートは9年前に整備された。
登り始めは、杉林の中を大きくジグザグに歩いていく。
矢野美沙アナウンサー：
緑がだいぶ濃くなりましたね！このあたりの緑は、勢いもあるというか
登山口から30分ほどで稜線（りょうせん）に出る。
登山道をカラフルに彩る花々
矢野美沙アナウンサー：
一気に登ってきたんですね
山凱会メンバー：
あ～涼む
矢野美沙アナウンサー：
ほんとだ！一気に涼しい風が！
山凱会メンバー：
ツツジも咲いている！
矢野美沙アナウンサー：
ほんとだ～きれいですねここ。緑に映える濃い赤
稜線沿いはヤマツツジが見ごろ。
矢野美沙アナウンサー：
きょうはこのツツジが本当にきれい。一気に登山道がカラフルに。いやあ、癒やされますね…
山凱会メンバー：
ササユリ咲いてる！
矢野美沙アナウンサー：
お！ササユリ～上品ですね。花が開いたばっかりかな？
矢野美沙アナウンサー：
山頂近くの稜線を歩いています。稜線というともう少しなだらかなイメージなんですけど、この山は急ですね。まだまだずっと登りが続いています
急こう配の登山道。雨のあとは木の根に滑らないように注意が必要。
矢野美沙アナウンサー：
ようやく登山道が平たんになってきました
登山口から1時間半。
矢野美沙アナウンサー：
ああ～明るい！ここは山頂ですか？お疲れさまです～。着いた着いた！森を抜けてようやく到着！
祖父岳、標高831.6メートル。山頂からは富山平野が一望できた。
登山後の楽しみ「山ごはん」
山歩きの楽しみの一つが食事。この日の「山ごはん」は…。
山凱会・谷口凱夫さん：
豚の肩ロースの、谷口スペシャル！
ニンニクの唐辛子漬けをのせていただいた矢野美沙アナウンサー。「んー！」と登頂した体においしさが染み渡っていた。
さらに、「氷見うどんの山菜乗せ」もいただいた。
おいしい「山ごはん」を堪能し、下山へ。
帰りは、登りとは別ルート。反対側の谷折地区へ降りた。
矢野美沙アナウンサー:
すごい。スギですね
細尾根にはスギの巨木がそそり立ち、登りとはまた違った景観を楽しめる。
青葉が茂る祖父岳。雨の季節、山の緑はいっそう深みを増していく。
（富山テレビ）
