コロナ禍でクラウドファンディング利用増

充電器が付属されスマホケースにもなる長財布や女性に嬉しいコスメ専用の冷蔵庫。さらに、自分好みの香りにできる柔軟剤。そして、「もやしの成長過程が楽しめる」というユニークなTシャツまで(もやしTシャツの「5日分」セット:税込1万5000円)。

どれもアイデア満載の商品だが、実は、これらすべてクラウドファンディングから生まれたものだ。

クラウドファンディングとは、アイデアはあるものの、開発資金がない人や企業を応援し、その代わりに様々な商品やサービスを受け取れる仕組みのこと。

流通額は年々増加していて、国内最大のクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の5月の流通額は39億円。前年同月比の約6倍を記録した。

CAMPFIRE 加賀美 実里さん:
新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなっている事業者が増えていることと、それを応援したいという支援者も増えているので、結果的に利用者が増えていることにつながっております

また、大手企業もクラウドファンディングに次々と参入。

ソニーからは、犬の心拍数から感情を読み解き、色で教えてくれるハーネス「イヌパシー」が登場(※現在公式サイトで予約受付中)。

ANAでは国産の米粉100%で作ったパン「CUBREAD(R) お試しセット」など、さまざまな商品が展開されている。

そこで今回の「スゴ撮」は、クラウドファンディングで生まれたアイデア満載の人気商品を調査する。

一瞬でレンズの色を調整できるサングラス

まずは日用雑貨編。

2万3700円(税込)でもらえる大人気商品がこちら!その名も「瞬間調光サングラス eShades」。

一見、普通のサングラスに見えるが、支援者からは「運転する時にすごく便利です!」「こういうサングラス待ってました」などのコメントが寄せられている。

実はこのサングラス、フレーム部分についた光センサーが周りの明るさを感知して、レンズの濃さを自動で調整してくれるというもの。

果たして本当に変わるのか?光センサー部分を指で隠してみると…

めざまし取材班:
あっ、すごい!レンズの色が変わりました!

指で触れると、レンズの色が薄く変化。かかった時間は約0.1秒。

フィルム液晶という薄い特殊な液晶が、0.1秒での色の変化を可能にしている。

水不要のウォーターサーバー⁉

続いては、愛知県の自動車部品会社が開発した14万5200円(税込)のウォーターサーバー「泉せせらぎ」(※現在、こちらのクラウドファンディングは終了しています)。

なんとこちら、水を入れる必要がないのだという。空気から飲料水を作ることができる商品で、独自開発のフィルターが空気中の水分を吸収し、水に変えることができるのだ。

できた水は、菌の発生を防ぐフィルターと抗菌剤でろ過されているので、安全に飲むことができるという。

では、どのくらいで水はたまるのか?スゴ撮する。

湿気60%ほどの室内に置き、待つこと62分。バルブから水がぽたりと落ちた。

その後、徐々に水がたまっていき…ついに4リットルに到達。かかった時間は約13時間だった。

A Life is 代表 横井 葵さん:
クラウドファンディング上では目標金額も達成しておりまして、かなりの反響をいただいております

1日にかかる電気代は約117円。災害時にも強く、過去には西日本豪雨の避難所に設置されたこともあるそうだ。

糖質カットの炊飯器&持ち運び便利なピザ窯

続いては調理器具編。

ツタヤグループが運営するクラウドファンディングサイトで、2万710円(税込)で手に入れることができるのが、炊くだけで糖質がカットできる炊飯器「ZHENMI」。

お米の糖質成分は、炊いたとき一緒に入れた水に多く溶け出すが、この炊飯器は、その水が炊飯器下部の排水タンクに流れ落ちる仕組みになっているため、お米に糖質が戻らないようにしてくれるのだ。

そのお味は?

めざまし取材班:
糖質がカットされている感じは全くしないです

最大44%の糖質をカットすることができるという。

続いては、1万7840円(税込)で手に入れることができる持ち運び可能なピザ窯。新潟県燕市で製造している商品で、約12分で絶品のピザが焼き上がる。

上下についている「ピザストーン」が400℃まで温まり、熱を保持するため、従来のピザ窯と同じようにおいしく焼き上がるという。

人気店のピザ職人の方に食べてもらうと…

PIZZERIA IL TAMBURELLO オーナーシェフ 大坪 善久さん:
生地がしっかり焼けているので、香りも良くて。お味もいいですよ!すごく

と、かなりの高評価を獲得。キャンプ道具としても人気だという。

ライオン作 おしゃれなダメージジーンズ

さらにいま話題となっているのが、北海道札幌市のふれあい体験型動物園「ノースサファリ サッポロ」だ。

コロナ禍の影響で売上が低下。運営を続けるために、動物とコラボした商品を開発した。すると、約3150万円の支援金が集まった(6月12日時点)。

その商品はユニークなものばかり。動物が描いた絵(税込み7000円)や…

ビーバーがかじった木で作ったコースター(税込み3000円)など、個性的な商品が並ぶ。

実際に支援をしたという女性に話を聞いた。

山羽あす香さん:
閉園して大変な状況なので、その中で私に少しでも何か力になれたらと思い、支援させていただきました

中でも一番作るのに苦労しているというのが、「ライオンがひっかいたダメージジーンズ」。

あまりにも斬新なこちらの商品、一体どうやって作っているのか?その様子をスゴ撮した。

まず出てきたのは、太いパイプに糸でくくりつけたジーンズ。

ノースサファリサッポロ 飼育員 森美沙子さん:
糸の間からメチッメチッといける(ひっかける)ので、かなり細かい作業ができるようになっています。ライオンちゃん的に

では、ダメージジーンズを作ってもらおう!おもちゃと同じように、パイプにくくりつけたジーンズをライオンの檻の中に下ろして動かすこと約5分。

ライオンがやっとジーンズにかみついた。爪もジーンズにかなり食い込んでいる。

その間も興味を持ってくれるよう、園長が外でロープを引っ張り動かし続ける。

ノースサファリサッポロ 目黒 清志園長:
手も痛くなりますし、すごく神経をつかいますね

そして、ようやく完成したジーンズがこちら!大胆に膝の部分が破れ、爪のひっかき傷もついたおしゃれなダメージジーンズに生まれ変わった。

こちらのジーンズのお値段は7万円。6月15日時点で29人が支援し、購入している。

三宅正治アナウンサー:
経営が厳しくても、アイデア次第で資金は集まるということですね。でも、あのダメージジーンズはなかなか(笑)

軽部真一アナウンサー:
ライオン好き、動物好きはうれしいですよね

井上清華アナウンサー:
このダメージジーンズ作りですが、挑戦した4割ほどは破れすぎて失敗しまうそうです。ますます大切にしたくなりますね

(「めざましテレビ」『スゴ撮』6月15日放送分より)