2か月遅れでオープンした虎ノ門「新タワー」
虎ノ門ヒルズの2棟目となる「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が新型コロナウイルスの影響で2カ月遅れとなった6月11日にオープンした。

「ビジネスタワー」は、日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」や銀座線「虎ノ門駅」と地下で直結しているほか、オリンピック施設が多い臨海エリアと都心を短時間で結ぶ「東京BRT」や空港リムジンバスのターミナルも設置されている。
東京オリンピック・パラリンピックの簡素化が検討されている中ではあるが、オリンピック時にはにぎわいが期待されるほか、将来的には多くの人がバスから地下鉄へと乗り換える交通拠点となる。


東京の名店集まる「横丁」も!
一大ターミナルとなるビジネスタワーの3階には、「虎ノ門横丁」というネーミングで飲食店が軒を連ねている。
東京中の名だたる名店26店舗を集めたという「虎ノ門横丁」。
撮影したいくつかの店舗のメニューを並べてみる。
「築地金だこ」
「築地銀だこ」が提案する新感覚のネオたこ焼き店。世界の味が楽しめるように常時2~3種類のネオたこ焼きを提供する。


「酒食堂 虎ノ門蒸留所」
東京の島焼酎と名水にこだわった東京発のクラフトジンを楽しむ居酒屋。ジンは店内の蒸留所で作っている。

「つかんと」
フレンチの技法を生かし、様々な食べ方やスタイルを提案する新感覚のとんかつ専門店。


熱い店が集合…「食のランドマークに」
訪日外国人もターゲットにしていると見えるメニューの数々。
「虎ノ門横丁」の開発を担当した森ビル 商業施設事業部の塚本雅則さんに狙いを聞いてみた。
Q.ビジネスタワーは将来的に一大ターミナルになるが、訪日外国人の方も含めて取り込んでいきたいのでしょうか?
森ビル 商業施設事業部「虎ノ門横丁」担当 塚本雅則さん:
虎ノ門横丁につきましては、東京中の名店の集結をコンセプトに作ってまして。
やはり訪日の外国人のお客様がお越しいただく時も、良いお店、行きたくなるお店というのが都内各所にあり、そこを目的に行くのも非常に楽しいんですが、虎ノ門横丁に来ていただければ、そういった東京を代表するお店が一堂に会していますので、お楽しみいただける。
将来的に訪日のお客様が増えた際には、虎ノ門横丁が新たな「東京の食のランドマーク」になれるのではないかと思っています

Q.新型コロナウイルスの影響でインバウンドが減少しているが…
森ビル 商業施設事業部「虎ノ門横丁」担当 塚本雅則さん:
多店舗展開から距離を置かれた、本店しかないお店が多数ご入居いただいてます。
お店の魅力も非常にありますし、やはりお店同士が非常に熱量がありまして、その熱量に訪日の外国人の方も来ていただけると非常にコミュニティが発展するといいますか。その熱量をすごく感じてもらって楽しんでいただけるのではないかと思っています
Q.訪日外国人含めて、ターゲットは?
森ビル 商業施設事業部「虎ノ門横丁」担当 塚本雅則さん:
虎ノ門横丁に関しましては、本当に名店にご出店いただいてるんですが、500円のたこ焼きから1万5000円ほどの料理まで幅広い単価です。
単品でご注文いただけるシステムも入れてます。
虎ノ門におけるビジネスワーカーのみならず、週末になりますと、お子様連れのファミリーの方から訪日の方まで、東京を代表する食を楽しんでいただけるのではないかと思っています

目指しているのは、「東京の食のランドマーク」。
インバウンドが減少する中でも、訪日外国人客も取り込んでいきたい考えだ。
ビジネスタワーは、「一大ターミナル」「食のランドマーク」として、虎ノ門エリアの活性化を担っている。
(フジテレビ報道局経済部 土門健太郎記者)