日本の万能調味料 みそ作りに挑戦

梅雨の季節に入り、自宅で過ごす機会が増える中、子どもと一緒に楽しめる福岡発の手作りキットに注目。

まずは朝食の定番、みそ汁。
「日本の万能調味料」ともいわれるみそを、自宅でも簡単に作ることができる。
福岡・飯塚市にある、みそ専門店「みそらぼ」。
現代のライフスタイルに合わせたみそ作りを研究していて、これまでのイメージを覆す新たな商品を生み出している。

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テレビ西日本・新垣泉子アナウンサー:
並んでいる商品がオシャレですね!

みそらぼ代表 安藤久代さん:
おみそのジャムとか、ソースになったり、ディップで食べられるおみそなど、いろいろあります

ーー今回開発した手作りキットというのは?

みそらぼ代表 安藤久代さん:
混ぜただけでみそができる、簡単なみそづくりキットです

簡単にみそ作りができるというキットの中身は、みそ作りに必要な材料がそろっていて、1セットで約20杯分のみそ汁を作ることができる。

ーーこのキットを作ったきっかけは?

みそらぼ代表 安藤久代さん:
学習指導の支援の1つとして、飯塚市内の小中学生に先着100名に無料配布しました

100人分の無料配布に、1000件以上の応募が殺到した。
さらに、「食育のため子どもと作りたい」という声も多かったため、5月に手作りキットの販売を開始。
キットの材料は事前に下処理がされた状態なので、届いたらすぐに作ることができる。
作り方も簡単!
まずは袋に入れたまま米こうじをほぐして、その中に軽く温めた大豆を入れる。

次に冷まし湯を入れ、大豆と米こうじをじっくりとこねたら、ジッパー付きの袋に空気が入らないように詰め込む。

そして、付属のネームプレートに仕込んだ日にちと、みそに名前をつけてあげるのもポイント。
約30分でみそ作りが完成する。

テレビ西日本・新垣泉子アナウンサー:
ほとんど手も汚れることなく、簡単でした

みそは常温で2カ月保存し、発酵が進むと食べられる。

みそらぼ代表 安藤久代さん:
だんだん、おいしそうな色に変化してきますので、それを観察しながら楽しんでいただけたらと思います

郷土玩具「モマ笛」を作ろう…女性アナの作品は?

続いては、福岡・福津市で江戸時代から続く伝統工芸品「津屋崎人形」を作る工房。
その愛くるしい表情をもつ人形たちは、全国にファンがいるほど。
この工房が2020年に発売したキットが、いま密かに話題となっている。

それが…

筑前津屋崎人形巧房 原田翔平さん:
こちら、モマ笛です。モマというのは津屋崎の方言で、フクロウのことです。笛になっているので音もします

フクロウは、未来を見通す生き物とされ、モマ笛は古くから地元、宮地嶽神社の縁起物としても親しまれてきた。笛を吹くとフクロウの鳴き声に似た音が出るという。
郷土玩具としても人気があるモマ笛。
8代目の原田さんは、全国でモマ笛の絵付け体験を実施している。
自宅でも作りたいという要望を受けて、絵付けキットの販売を開始。
キットに同封されている5色の絵の具を混ぜ合わせながら、自由に絵付けを行う。

新垣アナウンサーも、さっそく絵付けに挑戦!
デザインに選んだのは…

新垣泉子アナウンサー:
出来ました、モマ笛。『てんタマくん』バージョンです。大胆に塗るところだったり、細かく塗るところだったり、すごく集中できて、気持ちいい爽快感を感じています

筑前津屋崎人形巧房 原田翔平さん:
フクロウは『苦労しない』という意味も含まれている縁起物でもありますし、人によって出来る物が全然違うので、これを機に世界で1つだけのモマ笛を作ってもらいたい

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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