兵庫県北部の丹波篠山市。静かな街で、不気味な事件が起きた。
街中のアチコチに…突如現れた「殺す」の文字

被害に遭った人:
端からずーっと「殺すぞ」って
壁に赤で書かれた「殺す」の文字。

この文字が、自動車販売店のシャッターや、温泉宿の玄関など、街のいたるところに、突然現れたのだ。
被害に遭った人:
大変腹立ってる。我々が全部消して、実費で、時間かけて

中でもこの蕎麦屋では、玄関や外壁など、何カ所にも「殺す」と書かれる被害に遭った。
被害に遭った人:
書かれている文言が文言なので、頭真っ白になりましたね。真っ先に思ったのは何か恨み買ったのかなって
2、3日かけて洗い流そうとしましたが、完全には消えなかったということだ。
被害に遭った人:
お客さんがゆっくりおいしいお蕎麦を食べに来て下さるのに、ああいう言葉を書かれてしまうと申し訳ないなと

一体、誰がこんなことをしたのか。防犯カメラが、不審な男の姿をとらえていた。
4月9日、人気のない午後11時ごろに1台の車が現れると、1人の男が。

男はまっすぐコンクリート塀に向かうと、塀にスプレーを吹きつけた。
男は1度、画面から姿を消したが、車を移動させたのか、約6分後に別の方向から再び現れると、今度はシャッターに向かい、同じようにスプレーを吹き付けた。
この映像が決め手となり、警察は14日、近所に住む65歳の男を、コンクリート塀など2カ所にスプレーを吹き付けた器物損壊の疑いで逮捕した。

調べに対し、「わしはおらんかった、何もやってない」と供述しているという男。しかし、警察は、男に複数の余罪があるとみて、調べている。
被害に遭った人:
妻や子供も「犬の散歩も怖い」って言っていた。逮捕されてやれやれ(という気持ち)。再犯がないことを祈るばかり。一安心はしました
静かな街で突如起きた不気味な事件。男と近所の人たちの間に、大きなトラブルは確認されていないということで、警察は動機などを調べている。

(関西テレビ「newsランナー」4月17日放送)