沖縄県宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶った事故で、海上自衛隊は11日、捜索している海域の海底が珊瑚で複雑な地形となっているため、ソナーでの探知が困難になっていると明らかにした。
海上自衛隊のトップである酒井海上幕僚長は11日、行方不明のヘリの捜索について、掃海艇のソナーを使い、海底を探索しているものの、海底が珊瑚のため、探知した凹凸が機体なのか、珊瑚の岩礁なのか判別が難しくなっていると説明した。
そのため、可能性があるものを無人潜水艇を使い一つずつ確認しており、広範囲な捜索に時間がかかっていると明らかにした。
その上で「時間はかかっているが、確実に機体を探知できるように今後も努力を重ねていきたい」と強調した。