高齢者54人が4000万円超の被害を受けた、特殊詐欺グループの男女36人を検挙した。

警察の車の中でまっすぐ前を向く男
警察の車の中でまっすぐ前を向く男
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2022年11月、警察の車の中にいるまっすぐ前を向いている男。

特殊詐欺グループのリーダー、宇野亜沙人被告(25)だ。

宇野被告の犯行グループとして、今回逮捕・起訴されたのは男女36人。

警察によると、犯行グループは2022年4月から11月にかけ、大阪や兵庫などで高齢者54人からキャッシュカードを騙し取り、現金を引き出したなどとされている。

被害総額は、合わせて4000万円を超えるとみられている。

事件発覚のきっかけは“監禁事件”

事件発覚のきっかけとなったのは、思わぬ出来事だった。

逮捕された36人は、実は“闇バイト”を通じて集まったとみられる。

ところが、メンバー間でトラブルが発生。

仲間内で監禁事件が起きた。

警察が監禁事件の捜査を始めたところ、一連の特殊詐欺事件が明らかになったということだ。

警察車両でまっすぐ前を見つめる宇野被告
警察車両でまっすぐ前を見つめる宇野被告

調べに対し、宇野被告は犯行を認めている。

(「イット!」 3月31日放送より)