29日、北海道・長万部町で北海道新幹線が走行するためのトンネルが貫通する瞬間を迎えた。

そのトンネルは将来、北海道新幹線が走る「豊野トンネル」。

2019年に工事が始まった全長約1.6kmの豊野トンネルは、長万部駅と新八雲(仮称)駅を結ぶ。

1日に4mずつ掘り進められ、残りは1mの壁を残すだけだった。

地元の親子たちも、貫通の瞬間を見守った。

作業員:
掘削開始!

トンネルの中が暗くなり、掘削機が土を削る音だけが響く。
幻想的にも感じる貫通の瞬間
記者:
今、真っ暗闇から一筋の光が差し込んできました。非常に幻想的にも感じます。

ついに訪れたトンネル貫通の瞬間。見学者からも拍手が起こった。
作業員と見学者:
バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!

終了後に子どもたちが、お土産として手に取っていたものは…。

最後に掘削した場所で取れた貫通石だ。“難関突破の証”として縁起が良いとされている。
「札幌延伸工事」は、今回の貫通でトンネル17本のうち6本が完了。8年後の開通に向けて、さらに工事が進められている。
(「イット!」3月30日放送より)
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