WBCで優勝し世界一となった侍ジャパンの姿を一目見ようと、空港には、侍応援団と、その瞬間を収めようとスマートフォンを掲げている人がたくさん集まった。
世界一の侍帰国にファン1200人殺到
まだ選手の姿は見えないにもかかわらず、ファンの方々は手を高く上げ、カメラを頭上に掲げている。
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選手の帰国は3月23日午後3時過ぎだったが、朝から成田空港には選手の帰りを待つ多くのファンの姿があった。
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午前11時30分を過ぎ、日本選手を待ち構えるファンに話を聞くと…
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ファン:
実際に出て来たら、何も言葉が出なくなりそうなので、文字を書いて伝わればいいかなと思います
ファン:
目の前を通る選手一人一人に声をかけていきたい
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午後2時半には到着ゲートが見えなくなるほどの人、人、人。
今か今かとその時を待つファン。
午後4時頃、ついにその瞬間が訪れた。
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続々と到着ゲートから出てくる侍ジャパンの選手たち。
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控えめに手を挙げて声援に応えるのは、決勝戦で特大の同点弾を放った村上宗隆選手(23)。
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同じく決勝でホームランを放った岡本和真選手(26)は、ファンと握手する様子も。
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そして、佐々木朗希投手(21)は、あまりの声援の大きさに驚いたのか、戸惑いの表情を浮かべていた。
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“世界一の侍”の姿を間近で見た、ファンの興奮は最高潮に。
ファン:
栗山監督がグータッチしたときに、ニコニコ笑いながらしてくれたので、すごくうれしかったです
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ファン:
朝早く来たかいがありました
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選手たちはその後、市内のホテルへ移動し、会見を行った。
侍ジャパンの凱旋会見では…
決勝で貴重な同点弾を放った村上宗隆選手は、大会をこう振り返った。
村上宗隆選手:
さらに目標を高く設定させられる大会になりました
164キロの速球で、その名を世界にとどろかせた佐々木朗希投手はこう話した。
佐々木朗希投手:
アメリカの球場で、あの雰囲気の中で、メジャーリーガーと真剣勝負できてすごく楽しかったです。応援ありがとうございました
侍ジャパンの指揮官として、選手たちを世界一の侍へと導いた栗山監督は、こう振り返った。
栗山英樹監督:
本当に日本でたくさんの人が応援してくれたんだなと、空港に着いたときに感じたし、選手たちが頑張って勝ちきってくれたこと、本当に多くの日本の皆さんの思いというのが力になりました。本当に感謝でいっぱいです
ダルビッシュ投手らは国内組を見送り
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日本に帰国した選手の一方で、強豪アメリカを下し、見事世界一を成し遂げた侍ジャパンMVPの大谷選手やダルビッシュ投手らメジャーリーグ組はというと。
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激闘の地マイアミでは、日本に戻るため空港へと向かう国内組の選手たちを見送るダルビッシュ有投手の姿があった。
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その後、ダルビッシュ投手自身も所属するパドレスに合流するため、空港に向かう車に乗り込み。
そして、投打二刀流で大活躍し、大会MVPに輝いた大谷翔平選手もエンゼルスに合流するため、ダルビッシュ有投手とともにホテルを出発した。
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投打の二刀流でチームの柱として活躍した大谷選手。決勝戦で着用した帽子などが、アメリカの野球殿堂博物館に寄贈されたことが発表された。
サムライの劇的な世界一奪還で幕を閉じたWBC。日本国内でもその興奮はとどまることを知らない。
いまだ覚めやらぬ侍フィーバー。帰国した選手たちは、会見後岸田総理に優勝報告を行う。
(「イット!」3月23日放送より)