新型コロナ対策で熱感知カメラに注目
新型コロナウイルスの収束が見通せない中で、各企業では、さまざまな対策も進んでいる。
広島・福山市の会社が始めた熱を感知する製品のレンタルサービスに申し込みが殺到している。
三脚の上に取り付けられた四角いカメラ。一体、何を監視するものかというと…
この記事の画像(10枚)加藤雅也フィールドキャスター:
オフィスの入り口に置けるようなカメラなのですが、実は、赤外線を使ったサーモグラフィーカメラなんです。このカメラの前を通る人の体温を瞬時に測定することができます
私たちの“生活を一変”させた新型コロナウイルス。
広島県内でも新たな感染対策が急がれる中、産業廃棄物処理場などでの火災を防ぐために開発されたこの赤外線サーモグラフィックカメラが、今注目されている。
プロテック営業課・堀田実さん:
映像を撮るレンズがこちら、この下の方に熱を感知するセンサーがついています。これを同時に見ることによって、実際の映像とサーモの画像を見ることができます
設定した温度以上の熱を感知すると赤色灯が回り、管理者に対してメールで異常を知らせるシステム。
購入すると、1台約100万円かかるということだが、4月下旬から1カ月数万円で貸し出すサービスを始めたところ、全国各地のさまざまな業種から、導入に向けた問い合わせが相次いでいるという。
プロテック営業課・堀田実さん:
一時的にある一定の期間だけ貸してほしい、イベントがこの日にあるので、その日だけどうしても入り口に置きたい。人手不足もある中で、運用をスムーズにしたいという声が非常に多いです
マスクを認識するカメラも急ピッチで開発
また現在、導入施設の規模などに幅広く対応できるよう、大人数を一気に測定できるものや、「よりコンパクトに導入」できるカメラも急ピッチで実用化が進められているという。
実用化を進めているカメラでは、マスク外すと「マスクをつけてください」とセンサーが鳴るものもある。
加藤雅也フィールドキャスター:
マスクも認識しているんですね
プロテック営業課・堀田実さん:
集団感染が疑われる中で、まずはそこを食い止めることが役割かなと思っています
“第2波”を防ぐために…、地元企業が奮闘している。
(テレビ新広島)