新型コロナの国の雇用調整助成金などを不正に受け取っていた愛媛県東温市の「坊っちゃん劇場」の関連会社2社で、代表取締役が交代していたことが23日までに分かりました。理由は「任期満了」とし、引責ではないとしています。
代表取締役が交代したのは、「坊っちゃん劇場」の企画などを手がける「ジョイ・アート」(東温市)と、役者や舞台スタッフの雇用など劇場の支援にあたる「みずほプロダクション」(砥部町)。
関連会社によりますと、2社の代表取締役は越智陽一氏が務めていたものの、定期株主総会が18日に開かれ、「ジョイ・アート」は取締役の小林喜弘氏、「みずほプロダクション」は劇場支配人の宮本徹氏に交代しました。
越智さんが交代した理由は「任期満了のためで総合的判断」とし、助成金の不正受給の引責ではないとしています。
2社は新型コロナの国の雇用調整助成金をあわせて3762万円を不正に受け取ったとして、愛媛労働局が返還を命令。延滞金や愛媛県と松山市、東温市からの助成金も含め、あわせて約7000万円をすでに返還したとしています。
越智さんは「坊っちゃん劇場」の代表理事は続けるということです。
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