12日、札幌市の市街地近くで、今年初めてクマが目撃された。

カメラマンのわずか数十m先の斜面で動いていたのは、クマ。

ゆっくりと斜面を登るクマの姿を、駆けつけた警察や市の職員たちが警戒している。

クマは、雪が残る斜面をゆっくりと歩きながらカメラの方を見ている。

互いに様子をうかがう膠着(こうちゃく)状態の中、猟友会のハンターが銃を取り出した。

約20分後、辺りに銃声のような大きな音が鳴り響いた。

クマはどうなったのか。
クマは花火で音を出して追い払った
札幌市に確認すると、担当者はこう答えた。

札幌市クマ対策担当者:
“ごう音玉”というのですが、追い払い用の花火のようなもので、音を出して追い払いました。

クマがいた場所にはシカの死骸があり、市が撤去した。

近隣住民:
もう冬眠あけなんでしょう。だから出てもおかしくないですよね。

12日夕方にも同じようなクマが目撃されたが、間もなく山に立ち去ったという。
(「イット!」3月13日放送より)