長く続いた外出自粛が段階的に緩和され、遊びに行きたくてうずうずしている人も多いはず。しかし、たくさんの人が集まりやすいレジャースポットは3密になる恐れがある。

そこで今回の「ココ調」は、密閉・密集・密接を避けた3密にならないレジャー、名付けて「NO密レジャー」を調査する。

河川敷でカウボーイ気分&街中の散歩も

まずは、東京都日野市で体験できるNO密レジャーをご紹介。集合場所の河川敷へ行ってみると、そこに現れたのは本物の馬。

山崎立暎(りえ)さん:
この子に乗っていただいてこのあたりを散歩したりとか、ホーストレッキングをしていただいています

こちらでは、馬に乗って散歩をする「ホーストレッキング」を都内で体験することができるのだ。

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この馬は10歳のメス、マリヤちゃん。競走馬のサラブレッドよりも小型のアメリカンクオーターホースという種類で、カウボーイが乗るウマとしても知られている。

とても優しい性格で、3歳くらいの子供からシニアまで誰でも乗ることができる。物怖じしないため、慣れれば川の中にまで入っていくこともできるという。(「馬Cafeマリヤの風」60分コース税別1万円 ※乗馬は体重65kgまで)

山崎立暎(りえ)さん:
土手の上から見ている方も結構いらっしゃいますけれど、近づいてくることはほぼないし、見ての通り広い自然の中なので、密になることは全くないです。めちゃめちゃ気持ちいいですよ!風が爽やかです

ちなみに現在はコロナ対策として、家族もしくは1人での体験のみ受け付けている。しかも乗馬中は自転車で距離を開けて先導するので、お客さんと接触することもほとんどない。

そして、このホーストレッキングにはこんなコースも…なんと人や車が行きかう市街地を馬に乗ってお散歩!でも、こんな場所で馬に乗っても大丈夫なのだろうか?

山崎立暎(りえ)さん:
そうですね、一応(馬は)自転車扱いになるので大丈夫です

実は、道路交通法で馬は自転車と同じ軽車両に分類されるため、自転車と同じルールを守れば街中でも乗ることができる。

山崎立暎(りえ)さん:
一般的には馬場の中で馬に乗るのが普通なんですけれども、うちは河川敷だったりとかこういう街中のコースで、非日常を体験していただける楽しみがあると思いますので、今は近場の方で来ていただけたらと思います

5000坪の敷地に色とりどりの花が咲くフラワーパーク

続いては、東京・調布市で5月27日に営業を再開した植物園へ。

この「京王フローラルガーデン・アンジェ」では、花の女王とも呼ばれる色とりどりのバラをはじめ…

モネの絵画をイメージして作られた池に可憐な花を浮かべるスイレンに…

約400株あるアジサイなど、現在さまざまな種類の花が咲き誇っている。

支配人 栗山英行さん:
コロナの問題がまだまだありますけれども、当園は屋外なので3密には非常になりにくいと思いますので、ご安心して楽しんでいただければと思っております

園内は約5000坪と十分な広さがあり、さらに2m離れるソーシャルディスタンスや消毒液の設置、マスク着用などの対策もしっかり行っているという。

カヌーツアーで夜景をひとり占め

続いてやってきたのは、東京都江戸川区の夜の川。一体ここでどんな「NO密レジャー」ができるのか?

ガイド 倉数昌子さん:
陸上と違って、水の上に出てしまえば密になるということはなく、カヌー同士もそんなに近づくことはないので、安心して参加していただけると思います

ここでは、夜の川をカヌーに乗って進む「ナイトカヌーツアー」が体験できる。

参加者の手や人が触る器具の消毒など、新型コロナウイルスの対策もバッチリ。

カヌーに乗る前には丁寧なレッスンを受けられるので、初心者でも安心して体験できるという。

さっそくカヌーに乗り込み、夜の川へ出発!もちろん、ツアー中はガイドさんが先導してくれる。川の中央付近まで進んだところで…

ガイド 倉数昌子さん:
じゃあ水の上に出たので、マスクを外しましょうか。マスク外すとやっぱり気持ちがいいですね。空気が直接吸えますので

人と接触する心配のない水上なら、マスクの必要はない。気持ちいい夜風を胸いっぱいに吸い込みながら、開放的な気分で乗ることができる。

ガイド 倉数昌子さん:
なかなか橋の下に入ることはないと思うんですけれど、夜だと洞窟とかトンネルみたいな感じで、ちょっと冒険感があってワクワクしませんか?

そんな冒険気分を味わいつつ、カヌーで進むこと約30分。するとここで、ナイトカヌー最大の見どころが!

ガイド 倉数昌子さん:
スカイツリー見えてきたのでこの辺で少し休憩しましょうか

前方に現れたのは、美しくライトアップされた東京スカイツリー。ちなみに5色に光るアーチは、旧中川にかかる「ふれあい橋」だ。(「スカイツリーカヌー夜景ツアー(1人乗り)大人:税別6000円」)

ガイド 倉数昌子さん:
川の上だと遮るものがないのでスカイツリーがよく見えますし、空もすごく広く見えるので、23区内にいるっていう感覚じゃないかもしれないですね。まだ“県またぎ”はなかなかできないので、こういった身近な場所で皆さんも楽しいレジャーを探してみるのもいいと思います

皆さんも身近で体験できる「NO密レジャー」を探してみてはいかが?

(「めざましテレビ」『ココ調』6月5日放送分より)
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