たくさん水揚げされたイカ(富山湾・1日)
たくさん水揚げされたイカ(富山湾・1日)
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おととい、1日の午前4時ごろ。

たくさん水揚げされたイワシ(富山湾・1日)
たくさん水揚げされたイワシ(富山湾・1日)

富山湾では、イカやイワシが大量にあがっていた。

ホタルイカ漁“過去最低クラスのスタート”…イサザは水揚げゼロ

しかし、漁師は肩を落としてこうつぶやく。

滑川春網定置漁業組合 水橋一仁 副組合長:
最悪。ホタルイカがおらんもん。

網にかかったホタルイカを一匹、手でとる
網にかかったホタルイカを一匹、手でとる
過去最低クラスのスタートとなったホタルイカ漁
過去最低クラスのスタートとなったホタルイカ漁

ホタルイカ漁の解禁日だったが、水揚げはわずか59匹。過去最低クラスのスタートだった。

一方、イサザ漁も解禁となったが…(石川・穴水町 1日)
一方、イサザ漁も解禁となったが…(石川・穴水町 1日)

石川県でも、イサザと呼ばれる魚の漁が解禁された。

イサザの水揚げはゼロだった
イサザの水揚げはゼロだった

川に網を仕掛けて静かに待つが…、水揚げはなんとゼロ
川の環境が変わったことで、とれ始める時期が年々遅くなっているという。

クロマグロは早くも豊漁 北海道では3年ぶり「群来」で期待

一方で、大漁となった地域もある。

超高級魚・クロマグロが豊漁(新潟・佐渡市 2月27日撮影)
超高級魚・クロマグロが豊漁(新潟・佐渡市 2月27日撮影)

新潟県佐渡市では、2月、クロマグロが約150本も水揚げされた。

中には大物も
中には大物も

中には、170キロを超える大物も。

クロマグロといえば、一本で数千万円の値がつくこともある超高級魚。

クロマグロの本来のシーズンは4月
クロマグロの本来のシーズンは4月

本来のシーズンは4月だが、エサとなるイワシやサバが多く、クロマグロが追ってくるため、早くも大漁になったのだという。

一方、日本海に面した北海道江差町では、海が濁りエメラルドグリーンになっていた。ニシンの産卵によって海が白く濁る現象「群来(くき)」だ。

3年ぶりに確認され、今年は豊漁が期待されている。

(「イット!」3月2日放送より)