これは空港のカメラがとらえた映像。

2月28日、長野県の中央部に広がる平地で発生
2月28日、長野県の中央部に広がる平地で発生
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辺り一帯を包み込んだ茶色い煙。2月28日、長野県の中央部に広がる平地、松本平で発生した。

土が砂嵐のように舞い上がる「風食(ふうしょく)」と呼ばれる現象
土が砂嵐のように舞い上がる「風食(ふうしょく)」と呼ばれる現象

土が砂嵐のように舞い上がる「風食(ふうしょく)」と呼ばれる現象だ。

レタス畑や長芋畑などで起こる
レタス畑や長芋畑などで起こる

レタス畑や長芋畑など、畑の土が露出しているため、乾燥して風が強い日に起こる。

風食の中に入ってしまうと、どんな状態になるかというと…。

風食の中に入った記者「しゃべっているだけでも目と口に砂が入ってきて、非常に口の中も砂っぽい感じです」
風食の中に入った記者「しゃべっているだけでも目と口に砂が入ってきて、非常に口の中も砂っぽい感じです」

記者:
今、この辺り非常に激しい土ぼこりがあがっています。しゃべっているだけでも目と口に砂が入ってきて、非常に口の中も砂っぽい感じです。

厄介な風食だが、れっきとした春の風物詩。土ぼこりの中、農作業をしていた男性はこう話す。

「ひどいですね、今日は」
「ひどいですね、今日は」

農作業中の男性:
ひどいですね、今日は。春が来たなという感じで仕事が忙しくなる。

風食は例年、2月後半から4月にかけて発生しやすくなるということだ。

(「イット!」3月1日放送)