ホンダの労働組合は、基本給を底上げするベースアップ相当分など合わせて月額1万9000円の賃上げを要求していたが、ホンダは2月22日に行われた交渉で、要求を全て受け入れる満額回答を表明した。

1万円を超える要求は30年ぶりであり、3月の集中回答日前に表明するのも異例の事。
ホンダは「急激な物価高騰による生活への不安を取り除き、従業員が変革に向けた取り組みに集中できるように環境を整えたい、スピード感を持って業務を推進して欲しいという強い思いから、満額回答します」とコメントしている。

トヨタも労働組合からの要求に満額回答しており、相次ぐ大手自動車メーカーの賃上げ表明が、他の業界にも波及するか注目される。