不法移民たちは、命がけで川を渡っている。その実態は。

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ここは、リオ・グランデ川。アメリカとメキシコを隔てる国境の川だ。

当局のボートが、橋の橋脚に向かうと、その根元の狭い岩場の上に動く黒い影が…

それは、4人の家族だった。
彼らは、アメリカに不法に入国しようとするコロンビア人の家族。
一家は、低体温症になっていた。

彼らのように、命を危険にさらしてまで川を渡ろうとする移民たちは後を絶たない。

真夜中に川をわたり…
真夜中に川をわたり…

監視の目をかいくぐるため、移民たちは真夜中に行動。

子どもたちが「置き去り」になることも
子どもたちが「置き去り」になることも

しかし、仲間の目も届かなくなり、置き去りになってしまうこともある。

ようやく岸にたどり着くと、今度は街までの長い道のりをひたすら歩き続ける。

命がけでアメリカを目指す、南米からの移民たち。
国連によると、今年末までに30万人以上の移民がアメリカを目指し、南米から北米へと移動するとみられるという。

(「イット!」2月21日放送より)