裸の男たちでむせ返る熱気。

3年ぶりの祭に興奮する男たち
3年ぶりの祭に興奮する男たち
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笛が鳴り響く夜の境内を、肩を組んだふんどし姿の男たちが練り歩く。

岡山県岡山市西大寺観音院
岡山県岡山市西大寺観音院

18日夜、岡山・岡山市の西大寺観音院で日本三大奇祭の一つと言われる「会陽(えよう)」通称“裸祭り”が行われた。

参加者:
コロナ禍でできなかったことができるようになり、すごく感動している。

裸祭りは500年以上続く伝統の祭。

新型コロナウイルスの影響で一般公開が中止されていたが、3年ぶりに裸衆が練り歩く「地押し」が公開され、約2万人を超える参加者と観客が集まった。

記者に興奮を伝える参加者
記者に興奮を伝える参加者

参加者:
もう最高ーっス! オェーイ!

祭の再開で熱気につつまれた参加者たち
祭の再開で熱気につつまれた参加者たち

参加者は熱狂に包まれていた。

コロナ前の2012年までは、例年“争奪戦”が繰り広げられてきた。

2012年の様子
2012年の様子

2012年の映像には、たくさんの男たちが映っている。

2012年は圧倒されるほどの人の多さだった
2012年は圧倒されるほどの人の多さだった

ひしめき合い、

殺気立つ裸衆。

灯りが消されると…上から「宝木(しんぎ)」投げ落とされる。

これを手にした者は“福男”になれるのだ。

“宝木争奪戦“は行わず…祭の完全な姿に期待

興奮が頂点に達する午後10時。

今年はどんな争奪戦になったかというと…

祝主を務める2企業の代表
祝主を務める2企業の代表

落とされた宝木は2023年の祝主(いわいぬし)を務める、2企業の代表が白い布で受け取る形となった。

勇猛な福男は誕生しなかったが、完全な裸祭りができる日は徐々に近づいている。

(「イット!」2月20日放送より)

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