さいたま市の小学校で、切断された猫の死骸の一部が見つかった。
市内では、切断された脚などの発見が相次いでいる。

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鉄棒に猫の一部がぶら下がっている

17日午前7時ごろ、さいたま市・南区にある西浦和小学校の校庭で、猫のあごとみられる部分が鉄棒にひもでつるされた状態で見つかった。
校庭で遊んでいた親子が見つけ、連絡を受けた教頭が通報したという。

近隣住民によると、鉄棒近くの門は、毎朝7時30分過ぎに教頭が開けるまでは閉じられているという。
保護者からは不安の声が挙がっている。

保護者A:
子どもをいつも、そこの門まで送り届けるんですけど、今朝はその時にはもう警察が来ていて、やっぱり保護者としては非常に気持ちが悪いですし、子どもたちもこの辺で遊んだりするので、やはりそこの怖さはあります

保護者B:
やっぱり子どもたちの安全が一番なので、警備をやっていただけると助かる

付近で相次ぐ死骸の発見…切断後に持ち込みか

周辺では今週に入り、相次いで猫の死骸が見つかっている。
2月13日には、猫のあごのようなものが発見された小学校から直線距離で約1km離れた公園で、切断された猫の前足のようなもの2本がベンチに置かれているのが見つかった。

さらに16日にも、同じ公園内の雑木林で、あごの部分と後ろ足がない猫の胴体が見つかっている。

この公園は別の小学校と非常に近い場所にあり、発見場所には「小学校の近く」という共通点がある。
また警察によると、これまで発見された死骸の各部分は、いずれも白っぽい色をしていたという。

見つかった死骸は、同じ猫のものなのだろうか。
現場に血痕などはなく、何者かが別の場所で切断するなどして持ち込んだ可能性があると見られている。

近くに住む住民からは、次のような話も聞かれた。

近隣住民:
団地の方に猫ちゃんがいっぱいいるので、餌をあげたりする方がいるみたいで、団地の方は嫌かもしれないです

警察は動物愛護法違反の疑いで捜査している。

(「イット!」2月17日放送分より)