今から37年前の1986年、沈没後に初めて撮影された水深約3800メートル海底に眠るタイタニック号の姿が、日本時間の16日、初めて公開された。
この記事の画像(12枚)“絶対に沈まない船”といわれていた豪華客船タイタニック号。
今から111年前の1912年4月15日、イギリス・サウサンプトンからアメリカ・ニューヨークへ向け出港。
北大西洋で氷山に衝突し、沈没した。
インテリアの残骸に原型をとどめた窓ガラス
37年前、水深約3800メートルの場所で沈没後初めて撮影された映像を見ると…
鋭く尖った船の艦首とマスト。
海底に散らばるインテリアの残骸。
窓ガラスは原型をとどめている。しかし、タイタニック号は「数十年後には完全に崩壊する」という説がある。なぜかというと…。
甲板からぶら下がっている“つらら”のような“さび”。
この“さび”は、鉄を食べるバクテリアによって船体の一部が変化したものだ。
船体の至るところで腐食が進行している。
処女航海で沈没したタイタニック号。今も冷たい海の底で静かに朽ち果てようとしている。
(「イット!」2月16日放送より)