翻訳ロボットを開発のベンチャーが…

マスクを着けたままソーシャルディスタンスを保ち、コミュニケーション。声が通りにくかったことはないだろうか。そんな問題を、ロボット開発のベンチャー企業が解決しようとしている。

ロボットの開発を行うベンチャー企業「ドーナッツ・ロボティクス」が開発している翻訳ロボットは、訪日外国人向けに羽田空港での導入を予定している。

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そんな“ロボットベンチャー”が、新たにマスクの開発に乗り出した。

マスクをして話すと文字が画面に!

話した内容が、スマホの画面に表示される・・・

これは、現在開発中の「スマートマスク」。マスクの中に音声を認識するマイクが搭載されていて、スマートフォンにBluetoothで送る仕組みだ。

(※通常のマスクの上から装着)
(※通常のマスクの上から装着)

ドーナッツ ロボティクス 小野泰助 代表取締役:
マスクをしたまま、2m離れた人とコミュニケーションをとるというのは、なかなか難しいなと。意思の疎通がなかなか取りづらいし、実は仕事をする側はもっと離れたいと思っているんですよね。私たちのスマートマスクが世の中に普及すれば、離れたところでも声と文字でコミュニケーションを取ることができます。

対面で診察する医療現場やスーパーなどで活用してほしいというこのマスク。ロボットの音声認識などの技術を応用して作られていて、早ければ2020年秋の販売を予定している。(販売予定価格:税別3980円、6月中旬以降にクラウドファンディングで予約受付開始)

販売までに、マスクを着けて発した音声がスマートフォンから聞こえるような機能や、議事録を作成する機能などを搭載する予定だ。

ドーナッツ ロボティクス 小野泰助 代表取締役:
ロボットの技術の中で一番重要なものが、音声入力と発話とか、AIの会話をするところなんですね。そこが一番難しい。そこも私たちは長年取り組んできたので、そのままその技術を転用することができました。単に布を工夫するのではなくて、自分たちでやってきたことでマスクを再定義できないかなと思って、今回作らせていただきました。

(「Live News α」6月2日放送分)